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徒歩10分は駅近?15分は遠い?中古マンション購入前に知るべきリアルな差

駅近の目安について語るオジと後輩のイラスト。徒歩10分と15分の違いを問うシーン。 購入ガイド

みなさん、こんにちは。大阪オジです。

この前、後輩からこんな相談を受けました。

「先輩、“徒歩15分”って駅近って言っていいんですか?」

うん、これは意外と深いテーマです。

不動産サイトを見ていると「徒歩15分」や「13分」といった数字が、なんとなく駅近っぽく見えるんですよね。でも、たった5分の差が、日々の暮らしにとって大きな快適・不快の分かれ目になる。今日はそんなお話です。

🚶‍♂️ 徒歩10分と15分の違い――数字以上の体感差

私が以前、管理担当として通っていたマンションが徒歩13分の場所にありました。

朝の通勤時間帯、夏場はとくにキツい。
駅に着く頃には背中にうっすら汗が…。そのまま冷房の効いた電車に乗ると、体調を崩しやすくなったりして。

台風や大雨の日なんて、15分歩けば靴の中までびしょびしょ。
一方で、徒歩8分のマンションにも通っていた時期がありましたが、あちらは本当にラク。
たった5分の違いに思えて、日々のストレスがまったく違いました


☀ 通勤時の「汗」と「快適」の違い

徒歩13分の物件では、夏はYシャツがじっとりして気持ち悪いし、冬は手がかじかんでスマホが反応しないことも(笑)

逆に徒歩8分くらいだと、そこまで体力も時間も消耗せず、朝のリズムが整いやすかった印象です。


🌙 帰宅時の「夜道」は心理的な距離に変わる

駅から12〜13分の物件では、夜10時以降になると人通りがグッと減ります。
途中に公園や駐車場があるだけの薄暗い道だと、正直少し怖さもありました。

一方で、徒歩8分の物件では、コンビニやドラッグストア、ちょっとした居酒屋が点在していて、街灯も多く明るかったので、心理的に安心感がありました。


🛒 スーパーの位置とルート設計は超重要

徒歩15分の物件は、駅前にスーパーがあるパターンが多く、帰りに買い物を済ませると、重たい荷物を持って15分歩くことに…。

一方で、駅から自宅の間にスーパーがある徒歩8〜10分の物件では、帰り道に寄って買い物して、そのまま帰宅。半額の総菜と缶ビールで「ととのう夜」が手に入るのです(笑)


📉 将来の売却時にも「徒歩距離」の影響は大きい

管理の現場では、「なかなか売れてないな…」という物件が目につきます。
徒歩15分以上の物件は、どうしても内見件数が減ってしまいます。

理由は単純で、

  • 若い世代には遠く感じられ

  • ファミリーには保育園や学校との距離が微妙で

  • 高齢者には負担が大きい

からです。

逆に、徒歩10分以内の物件は、単身者・共働き・シニア層など幅広い層にニーズがあり、資産価値が下がりにくい傾向があります


💡 徒歩距離の目安と、オジの実感

徒歩距離 実際の生活感 オジ的おすすめ度
徒歩5〜8分 文句なしの快適ゾーン ★★★★★
徒歩9〜10分 十分許容範囲。雨の日もなんとかなる ★★★★☆
徒歩11〜14分 条件次第ではアリ。ただし注意点あり ★★☆☆☆
徒歩15分以上 覚悟が必要。不便を楽しめる人向け ★☆☆☆☆

🧓 最後にオジからの一言

「駅近」とは、単なる数字ではなく、自分の生活導線に合うかどうかで判断するべきです。

私は以前、徒歩18分の物件に住んでいたことがありますが、雨の日に自転車が壊れ、駅までずぶ濡れになった経験は今でも忘れません(笑)

だからこそ言いたい。
実際に歩いてみて、朝・夜・雨の日の“自分の感覚”で判断してほしい。

オジの答えはシンプルです。
駅まで“歩いて気持ちいい距離”が、自分にとっての本当の駅近です。

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